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以下のようなピアノ引越しに関してのお悩みを持った方向けになっています。
✔ピアノの引越しってどのくらい費用がかかるのか・・・
✔引越し屋さんに頼むのと、ピアノ専門業者に頼むのどっちが安いのか、
✔2階にピアノがあるけど搬出費はどのくらいだろう
✔この機会に売ってしまおうとも考えている
この記事では、ピアノ引越しにかかる料金相場とおすすめの業者選びの方法をわかりやすく解説しています。また、引越しを機にピアノの売却を少し検討している方にも有効な手段をお伝えいたします。
相場に関しては、約5社の引越し業者の平均値を取っていますので、是非ご参考にしてください。
目次
引越し会社で他の荷物と一緒に運んでもらえるのではないかと思いがちですが、基本的に通常の引越し作業員はピアノを運ぶことが出来ない場合が殆どです。ピアノは重量物である上、デリケートな品物で、時には搬出の際に解体が必要だったりするからです。また、車の振動で音色が狂ってしまう事もあります。
そういった事もあり、大手の引越し会社でもピアノの運送はオプションサービスとして提供している場合が多く、提携先のピアノ運送業者が運ぶのが一般的になっています。
つまり、ピアノに関してはその他の大型家電・家具とは違って、追加料金がかかることは避けられません。
それでは、ピアノの引越し時に依頼できる業者、方法を見て行きましょう。
一般的な引越し業者に、ピアノ運送を依頼することが出来ます。先述しましたが、引越し業者はピアノ運送業者と提携し、オプションプランとしてサービスを提供していることが多いです。
全国にピアノを専門とする運送業者があります。ピアノ運送のプロであるため、安心してピアノの運送を任せることが出来ます。また、ほとんどのピアノ運送業者で引越しと同時に調律等のメンテナンスをセットで行ってくれるサービスを提供しています。
ピアノを自分で運ぶ、という方法があります。トラックなどを自分で用意できれば、運ぶことが出来ないこともありません。
ただ、ピアノの総重量は200~400㎏もあります。そして何より、ピアノは大変デリケートな品物ですので、ちょっとした衝撃などで音が狂ってしまいます。通常の引越し作業員でもピアノの運搬はしておらず、多くの引越し会社で専門のピアノ運送業者と提携しているくらいです。いかに難しい作業かがおわかりになるのではないでしょうか。
自分でピアノの運送をする際は、ある程度のリスクを承知しておく必要があります。
引越を機にピアノを処分するのも一つの選択肢となっています。もう使う予定が無い場合は、一番賢明な選択肢とも言えます。処分方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ピアノの全5パターン処分ガイド!無料且つ最適な方法を徹底解説
それでは、ピアノの引越しにかかる費用相場を確認していきましょう。
ピアノの引越し料金は以下の計算式が当てはまります。
基本料金+距離+特殊搬出費用=ピアノの引越し(運送)費用
基本料金にプラスして距離と特殊搬出費用が加算されます。この点を頭に置いて相場を参照していきましょう。
同じ市内での運送の際の費用相場は以下です。これが基本料金となります。
電子ピアノ、エレクトーン | 10,000円 |
アップライトピアノ | 10,000円~30,000円 |
グランドピアノ | 25,000円~50,000円 |
※階段、クレーンなどの特殊搬出費用の無い場合の相場です。
都道府県をまたぐような長距離時のアップライトピアノ基本運送料金の目安です。東京スタートと仮定して作成しています。関西から東京に運ぶなど、逆の場合もほぼ同じ価格です。
エリア | 料金 |
北海道 | 80,000~120,000円 |
東北 | 45,000~85,000円 |
関東 | 15,000~55,000円 |
東海 | 45,000~80,000円 |
関西 | 50,000~85,000円 |
中国 | 60,000~95,000円 |
四国 | 60,000~95,000円 |
九州 | 80,000~120,000円 |
沖縄 | 95,000~150,000円 |
※階段、クレーンなどの特殊搬出費用の無い場合の相場です。
県をまたぐような長距離時のグランドピアノ基本運送料金の目安です。東京スタートと仮定して作成しています。関西から東京に運ぶなど、逆の場合もほぼ同じ価格です。
エリア | 料金 |
北海道 | 130,000~180,000円 |
東北 | 65,000~150,000円 |
関東 | 30,000~100,000円 |
東海 | 65,000~130,000円 |
関西 | 85,000~140,000円 |
中国 | 95,000~150,000円 |
四国 | 95,000~150,000円 |
九州 | 125,000~170,000円 |
沖縄 | 140,000~200,000円 |
※階段、クレーンなどの特殊搬出費用の無い場合の相場です。
階段やクレーンでの搬出が必要な場合は、上記の料金にプラスして以下の追加料金が必要となってきます。
特殊作業 | 料金相場 |
階段(一階ごと) | 5,000~10,000円 |
手吊り搬出 | 30,000円~ |
クレーンでの搬出 | 10,000~50,000円 |
ピアノの解体・分解 | 25,000円~ |
階段は10段ごとに5000円アップなど段数ごとに料金を設定しているところもあります。
「手吊り搬出」は2階以上の際、エレベーター、クレーンで運搬が出来ないときに、滑車や専用の突っ張り棒を使用して、人力でピアノを運ぶ方法を言います。特殊な搬出方法となっており、若干費用が高くなっています。
階段、エレベーター、クレーン、手吊りのいずれも不可能だった場合は、ピアノを解体してピアノを搬出します。
引越し会社かピアノ運送専門業者に依頼するかの2択において、自宅の引越しも兼ねている人におすすめなのは引越し会社にお願いする方法です。
仮に引越し会社とピアノ運送専門業者を別々で依頼するとなると、単純に手配の手間も増えてしまいます。引っ越しの際は忙しいので、余分に窓口を増やすことは賢明な判断とは言えません。
結局、引越し会社も提携しているピアノ運送業者にピアノを運送してもらうなら、どっちに頼んでも良いじゃないかと思ってしまうでしょう。しかし、引越し業者に依頼することにより、総見積もりから割引が効く可能性が高いため、コスパが良くお得になることが多いのです。
引っ越し業者はライバル企業も多く、相見積もりを出せば他社に負けじと金額を頑張ってくれる可能性もあります。
ピアノ引越しの見積もりは、基本的に電話やネットで可能です。その際に、引越し当日にトラブルが起きないように正確に情報を伝えることが大切です。
仮に引越し当日にピアノが搬出できないなどのトラブルが起きると費用面、スケジュール面に影響してしまうので、良いことはありません。
✔ピアノを搬入したときの方法
✔エレベーターに載せれるか、階段を通れるか等の確認
✔引越し先の新たに置こうとしてる部屋のドアの大きさ
✔周辺環境(道路の幅や敷地の広さなど)
✔床の強度(木造住宅は特に)
✔トラックを駐車できるスペースはあるか
✔外階段は何段あるか
上記の内容は必ずご自身でも確認を行い、ピアノ引越業者に伝えておきましょう。
ピアノを使う回数が減っていたり、調律が必要な場合もあるでしょう。
引越しのタイミングは、ピアノを売却できる唯一のチャンスでもあります。なぜなら、一度引越し先の部屋にピアノを入れたら再び出すことは容易な事ではないからです。
基本的にピアノは時間の経過と共に劣化し、その価値も下がっていきます。大変高価な品物ですが、使わないのであればスペースを多く取ってしまうただの置物になってしまいます。
勿論、多くのご家庭でピアノは思い出の詰まったものだと思いますし、今後も使う予定があれば売却を考える必要はないと思います。
ただ頻度が減っているのであれば、一度ネット査定を行ってみても良いでしょう。
買い取ってもらったお金で新しいピアノ、家具、電化製品の買い替え費用に充てることも一つの選択肢と言えます。
以下の記事でヤマハ、カワイの買取価格を詳しく掲載していますので、是非ご参考にしてください。
ピアノの引越し相場についておさらいしていきます。
✔同じ市町村内の引越しなら20,000~40,000円
✔東京ー大阪でアップライトピアノ運送は約50,000~85,000円
✔コスパが良いのは引越し会社にセットで依頼する
✔使う頻度が減っているなら、唯一ピアノを売却できるチャンスである
引越し業者は多くありますので、どの業者を選ぶか悩むかと思います。ネットで見積もりを出してもらい、ベストな引越し業者を見つけましょう。
また、この機会にピアノ売却を考えている方はネット査定を申し込んでみましょう。弊社でもピアノの査定は無料で行っていますので是非、ご利用ください。
監修者:阿久津 和宏
職業:行政書士・社長のファイナンシャル・アドバイザー
手元にお金を残すお手伝いをしています、阿久津和宏と申します。
栃木県生まれ、埼玉県在住、妻、子供2人の4人家族。
群馬県の高崎経済大学を卒業後、大手コンビニエンスストア企業に入社。
入社1年目よりスタッフの育成・管理業務を任され、2年目、直営店店長を経て、9店舗を担当する店舗経営指導員という立場で、お店の売上・利益の向上を目的とした、カウンセリング業務を担当。「売上」と「利益」、「収入」と「資産(貯蓄等)」は比例しないことを学び、「お金を手元に残すこと」の大切さを知り、FP資格を取得。その後、保険会社勤務を経て独立「必要なお金を」「必要なだけ残す」をテーマに、相談業務、記事の執筆監修、セミナー、講演の活動を継続中。
この記事を書いた人
東和樹
ピアノワン買取事業部部長
大切なピアノの最後を気持ちよく迎えられるよう、何よりも丁寧なサポートを心がけて業務を行っております。些細な事でもお気軽にご相談ください。