ピアノを買う時と売る時で価格差はどの位ある?買取事例で検証

時計アイコン 2021年11月23日(公開:2021年11月18日)
ピアノを買う時と売る時で価格差はどの位ある?買取事例で検証

今回は実際の買取事例を元にピアノを買ったときと売った時の価格差の目安をご紹介します。

ピアノ購入前にもし不要になったときにいくらで売れるか知りたい方など、是非ご参考にしてください!

ピアノを買う時と売る時の価格差を検証してみよう

最も国内で人気であるヤマハ、カワイのアップライトピアノを例に新品価格、中古価格、買取価格を元に価格差を見ていきましょう。

※中古価格、買取価格は実例を元にしていますが、あくまで目安となります。市場の動向によっては変動する場合もございますので、その点はご了承ください。

※買取価格は故障や大きなダメージが無い状態での価格です。

ヤマハの買取事例から見る価格差

ヤマハYUS5 2006年製

新品販売価格中古販売価格買取価格
145万円約120万約60万

購入時からの買取価格比率は新品で41%、中古で50%

ヤマハU300 1995年製

新品販売価格中古販売価格買取価格
66万円約55万円約30万円

購入時からの買取価格比率は新品で45%、中古で54%

ヤマハU3M 1980年製

新品販売価格中古販売価格買取価格
51万円約35万円約15万円

購入時からの買取価格比率は新品で29%、中古で42%

カワイの買取事例から見る価格差

カワイK500 2015年製

新品販売価格中古販売価格買取価格
97万約75万円約45万円

購入時からの買取価格比率は新品で46%、中古で60%

カワイBS20 1988年製

新品販売価格中古販売価格買取価格
46万円約30万円約13万円

購入時からの買取価格比率は新品で28%、中古で43%

カワイBL61 1978年製

新品販売価格中古販売価格買取価格
47万円約23万円約8万円

購入時からの買取価格比率は新品で18%、中古で34%

ピアノの買取価格は購入時の18%~60%が目安となる。

新品で購入した場合→購入時の18%~45%が買取価格

中古で購入した場合→購入時の34%~60%が買取価格

ご覧のようにピアノは新品と中古を含め、ピアノ購入時の価格から18%~60%が買取価格の目安となっています。たとえ、購入後1年以内やほぼ新品状態で売却したとしても、中古品扱いになることは変わらない為、購入時の価格がそっくりそのまま返ってくることはほぼありません。

年式が新しい方が買取価格も高くなる傾向がある。

ピアノの買取価格は年式の新しいピアノがより買取価格が高くなる傾向があります。ピアノは常に弦にかかる張力が20トンもあり、経年劣化を避けることができない品物です。必然的に年式の新しいものが高価買取されています。

20~30年以上前のピアノでも価格が付く。

ヤマハ、カワイのピアノに関しては20年前のピアノでも十分価格が付きます。また、30年以上前のピアノでも価格が付くこともあります。例えば、車だと30年以上前になると価格が付かなくなってしまいますが、ピアノに関しては長く価値のある状態が続くこともわかります。ただし、国内ブランドで50年前の製造ピアノになると価格が付かなくなってきます。

スタインウェイなどの海外ブランドは?

スタインウェイ&サンズ、ベヒシュタイン、ベーゼンドルファーなどの海外ブランドの場合も購入時の価格から売却時の価格の比率は国内ブランドと同様です。国内ブランドとの大きな違いは年式が古いピアノでも価値が落ちないモデルも存在することです。1936年に製造されたスタインウェイのS型は今でも中古価格で500万円を超えるものもあります。

購入時価格と買取価格の差が大きい理由

例えばですが、100万円で購入したピアノを90万円で売ることは難しいのがピアノです。理由として、ピアノは買取を行った後、外装を新品同様に磨き上げる研磨作業や調律など、再販売に向けて様々なメンテナンスを必要とします。損傷のある箇所は部品の交換も必要となってきます。見た感じでは綺麗な状態でも、実は内部で弦やハンマーのトラブルなどが隠れている場合もあります。買い取ったピアノをそのまま販売することが出来れば、買取価格も上げることが可能ですが現状は難しくなっています。

また、ほんの数回しか使っていない場合でも、再販売する際は新品として販売することは出来ません。ほぼ新品だからもう少し価格を上げてほしいと考えるのが普通ですが、次の購入者からすれば、それは一度、人の手に渡った中古品であることに変わりはないことを理解しないといけません。

出来る限り買った時と近い価格で売るにはどうすれば良い?

ピアノ購入時に既に売ることを考えている方は少ないかと思いますが、もし使わなくなった時の為にもピアノを大切に管理することが高く売る秘訣となります。

ピアノにとって最適な環境は温度15~25℃、湿度50%前後となります。ピアノは特に湿度に弱く、弦の金属部分の錆びや、フェルトの劣化の原因にもなります。また、他にも注意したいのは鼠や虫による被害です。過去にご自宅で鼠などに出くわしたことのある方は特に注意が必要となります。内部をかじられたりした場合は、ピアノの価値が0円になることもあります。

購入後数年はこまめに管理をすることも苦ではないと思いますが、段々と管理が手間になってくることもあると思います。ただ出来る限り高く売りたいとお考えの方は、上記の内容含め大切にピアノを取り扱いされることをおすすめします。

そして、最も購入時との価格差を少なくする秘訣は、不要になったらすぐにピアノを売却することです。いつか弾くかもしれないとピアノを自宅に眠らせたままの方も多くおれますが、買取価格は年々下がってしまうことを頭に置いておきましょう。

 

飯田 道子(監修者)

監修者:飯田 道子

ファイナンシャル・プランナー(CFP)、海外生活ジャーナリスト。
金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報を得意としている。趣味が高じてスキーやスキューバーダイビングのインストラクターも経験。現在は、数秘&カラーの上級トレーナーとしても活動している。

メールアイコン ラインアイコン 電話アイコン