スタインウェイピアノの歴史|創業者や発祥地など年表で紹介

時計のアイコン 2021年09月17日(公開:2021年05月24日)
スタインウェイピアノの歴史|創業者や発祥地など年表で紹介

スタインウェイ&サンズの歴史(創業者や発祥地)

創業者 ハインリッヒ・エンゲルハルト・シュタインヴェーク(ヘンリー・エンゲルハード・スタインウェイ)

創業年 1853年

発祥地 アメリカ合衆国ニューヨーク

 

スタインウェイ&サンズの歴史(年表や沿革)

  • 1820年代 ハインリヒ・エンゲルハルト・シュタインヴェーク(後のヘンリー・スタインウェイ)が第一号のピアノを製作
  • 1853年 スタインウェイ&サンズが設立
  • 1857年 ピアノ構造上の特許第一号を取得
  • 1880年 ドイツ・ハンブルクにも生産拠点を設置
  • 1903年 生産台数10万台を突破
  • 1938年 生産台数30万台を突破。30万台目はホワイトハウスに贈られた
  • 1972年 5代目社長ヘンリーにより、スタインウェイ社をCBSに売却。

 

1797年 創業者ハインリッヒ・エンゲルハルト・シュタインヴェーク誕生

1797年にドイツのハノーヴァーとライプツィヒの間にある小さな村で、後の創業者となるハインリッヒ・エンゲルハルト・シュタインヴェークは誕生しました。

スタインヴェグ家は代々、木炭職人として生計を立て、木材に関して精通した知識を持っていました。ハインリッヒは教会用のオルガン造りからはじめ、1835年に自宅の台所でピアノの制作を開始しました。

1853年 スタインウェイ&サンズが設立

その後、500台前後のピアノをドイツで生産しましたが、ドイツ国内の経済状況に将来性を感じないことから1850年にアメリカへの移住を決断しました。その後、ニューヨークのピアノ製造会社に3年間勤め、環境にも慣れてきた1853年にスタインウェイ&サンズが設立されました。移住後にドイツ語名のハインリヒ・エンゲルハルト・シュタインウェグからヘンリー・エンゲルハード・スタインウェイに改められています。

1867年 パリ万国博覧会で最高金賞を受賞

1867年のパリ万国博覧会で最高金賞を受賞し、スタインウェイ&サンズを名実ともに一気に押し上げます。この頃、マーケティングに才能があった四男ウィリアムが初代社長に就任。2000席ほどを設けた大規模な音楽施設「スタインウェイ・ホール」も完成させ、音楽文化においても中心的役割を担う存在となっていきました。

1923年 年間生産36万台。ピアノブームが到来し生産のピークを迎える

第一次大戦後、アメリカでは空前のピアノブームを迎えます。1923年に国内でのピアノ生産台数が36万台となります。1925年にはスタインウェイ&サンズの従業員は2300人にまで達します。

1972年 スタインウェイ社をCBSを売却

スタインウェイの経営は5世代6家族で引き継がれていました。ここまで大きな企業で、同じ家族で経営が長い期間、受け継がれてきたことは稀です。時は流れ、5代目社長であるヘンリーが1972年にCBSにスタインウェイ社を売却。その後、複数の投資家への売却を経て、2013年に米著名投資家ジョン・ポールソンのファンド「ポールソン・アンド・カンパニー」に買収されています。

1997年 スタインウェイ・ジャパン株式会社が誕生

スタインウェイ&サンズの子会社として1997年にスタインウェイ・ジャパン株式会社が設立されました。日本で唯一の直営店として東京都の青山にお店を構えています。緑豊かな大規模複合施設「ののあおやま」内に店舗を構え、スタインウェイピアノの各種モデルを展示するほか、小規模コンサートホールも設置しています。

 

スタインウェイアーチストの存在

スタインウェイアーティストとはスタインウェイピアノを愛用し、自らスタインウェイピアノを選び演奏するプロのアーチストのことを指します。これまで延べ、1600人以上のものアーティストがスタインウェイアーティストとして愛用してきました。ダニエル・バレンボイム、ハリー・コニック・ジュニア、ホロビッツ、パデレフスキ、ホフマン、ルービンシュタイン、ポリーニ、ブレンデル、ラン・ランなどがスタインウェイアーティストとして活動。

最高級グランドピアノ市場において、スタインウェイピアノの市場占有率は80%以上を誇り、クラシックのみならず多くのジャズピアニストにも愛される世界最高峰のピアノメーカーとして不動の地位を確立しています。これもスタインウェイアーチストの存在がもたらしたものとも言えるでしょう。

 

スタインウェイの伝統と魅力

スタインウェイ&サンズはこれまで125以上もの特許を取得。まさに世界中のピアノ作りの模範となっています。スタインウェイのグランドピアノは、12,000個以上のパーツを手作業で組み立て、1年以上かけて製作されます。この手間をかけることにより独自の個性が加わります。

どのパーツも最高品質の材料を使い製造されており、スタインウェイ&サンズならではの情感豊かな表現を可能とし、世界中のピアニストを魅了しています。

12,000個以上のパーツの中でもスタインウェイが特に重要視しているのが響板です。振動膜の原理に従って作られた響板は柔軟性を与え、よりあたたかく豊かな音を生む出すことを可能にしてます。このような数多くの特許、また職人の手作業を持ってして作られたスタインウェイピアノだからこそ、最高品質の音、耐久性を実現できるのです。

この記事を書いた人

東和樹

ピアノワン買取事業部部長
大切なピアノの最後を気持ちよく迎えられるよう、何よりも丁寧なサポートを心がけて業務を行っております。些細な事でもお気軽にご相談ください。

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