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アップライトピアノは約70万円。グランドピアノは約200万円。これが新品ピアノで、最も買われている価格帯と言われています。つまり、ピアノの平均購入価格と言えるでしょう。ですが、各メーカーでこの平均価格を遥かに上回る、超高額ピアノが存在することをご存じでしょうか。
今回はそんなピアノの価格に注目し、各有名ブランドで販売されている最高峰ピアノの価格をご紹介します。また、限定モデルではありますが、世界一高いピアノも最後にご紹介します。
目次
まずは現行モデルとして今も購入することが出来るブランド別の最高額ピアノをご紹介します。
堂々とした音の存在感が、ホールのすみずみまで響きわたります。ヤマハの頂点であり、新たな原点でもあるフルコンサートグランドピアノ。
引用元 ヤマハ公式サイト
公式サイトでも「ヤマハの頂点」と記載されているCFX。延べ19年の歳月をかけ、満を持してデビューしたCFXは、ヤマハフルコンサートグランドピアノの最高峰モデルとして活躍しています。販売価格もヤマハ現行モデル最高額の2000万オーバーとなっています。
1981年の誕生以来、世界の舞台で活躍し、その流麗な音色に賞賛を浴びてきたカワイフルコンサートピアノ「EX」。その「EX」が、さらなる表現力を身につけて「EX-L」へと大きく進化しました。新たな感動で世界のホールをつつむこと。それがカワイの願いです。
引用元 カワイ公式サイト
1981年にカワイの集大成と言えるフルコンサートピアノ「EX」を発売。EX誕生から30年が経過し、このカワイの最先端技術を搭載し、更にグレードアップした「EX-L」が登場しました。
価格はヤマハの最高峰モデルCFXと全く同じの2090万円となっています。
奥行き274cm、荘厳とも言うべき佇まいのコンサートグランドの頂点を極めるモデルです。世界を代表するピアニスト、そして最高水準の音楽的表現を追求する方々から圧倒的に支持されています。
引用元 スタインウェイ公式サイト
世界中のトップピアニストが愛用するスタインウェイ&サンズの最高峰モデルがこのD-274です。価格も恐るべき2500万円オーバー。スタインウェイ&サンズを使用するコンサートでは必ずと言って良いほど、D-274で演奏されています。
アーティストと聴衆の心を動かす深淵な響き。フラッグシップモデル、モデル290インペリアルは、世界中の皆様との忘れ難い価値ある時間を共有し続けています。
引用元 ベーゼンドルファー公式サイト
限定ピアノなどを除くと、このベーゼンドルファーmodel-290インペリアルが最も高い価格となっています。世界的に有名なピアニストのギャリック・オールソンは「ピアノのロールス・ロイス」と呼びました。
確信できる響きを生み出すコンサートグランド。ベヒシュタイン社のピアノマイスターとエンジニアが、世界中のピアニストと対話するなかで、夢のグランドピアノとしての理想をイメージし、伝統と未来の共生と言える、新しい基準を実現しました。
引用元 C.ベヒシュタイン公式サイト
C.ベヒシュタインの最高峰モデルはD-282。価格は公開されておりませんが2000万円近くであることは確実です。
次は通常ラインナップには入っていない、限定モデルなどの高額ピアノをご紹介します。
透過と反射という、相反する2つの要素が融合した異形ともいえる、世界初のピアノがここに完成。世界最高級の技術を惜しみなく注ぎ込み生まれた澄みわたった音が聞くものの想像力をかき立てる。創業100年を控えた「KAWAI」の挑戦。クリスタルグランドピアノ誕生。
引用元 カワイ公式サイト
現行モデルの「CR-40A」をモデルとしたカワイ史上最高額のクリスタルピアノ。「世界5台限定受注生産」となっています。5台限定でありながら、現在も特設サイトが存在しているので販売されているのかもしれません。
このピアノはXJapanのYOSHIKIさんとのコラボ作品。長年、カワイのピアノを愛用するYOSHIKIさんの想いが1億円のクリスタルピアノに込められています。
確認できた中で、過去最高額となるピアノは「ハインツマン・ピアノ・カンパニー」が製作したクリスタルピアノ。カナダへ移住したドイツ人テオドール・アウグスト・ハインツマンが立ち上げたブランドで、現在はカナダと中国による合弁会社となっています。
北京オリンピックの式典で使用されたクリスタルピアノで、その後オークションによって322万ドル(約3億5000万円)で落札されました。
スタインウェイやベーゼンドルファーなど元々、高級ブランドとして位置付けられているピアノが高額なのはわかるのですが、ヤマハ、カワイと国産メーカーも2000万円の高額ピアノを販売されていることはあまり知られていないのではないでしょうか。そして、付加価値が加わっての事ではありますが、想像を遥かに超す3億円のピアノがあることにも私自身も驚きました。
今回ご紹介したピアノは多くのピアノ愛好家に、是非一度は触れて頂きたいピアノであることは間違いないです。
この記事を書いた人
東和樹
ピアノワン買取責任者
大切なピアノの最後を気持ちよく迎えられるよう、何よりも丁寧なサポートを心がけて業務を行っております。些細な事でもお気軽にご相談ください。