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ご覧に頂きありがとうございます。「ピアノ買取ピアノワン」です。
この記事では以下のようなピアノの関するお悩みをお持ちの方に向けて作成しています。
✔はじめての調律で費用の相場がわからない
✔数年~20年ぶりの調律で、追加料金がかかりそうで心配
✔実際にピアノを見てもらってから、高い追加料金を請求されないか
初心者でもわかりやすく調律の料金相場をご紹介していきます。
費用に関しては、調律の料金を公開している全5社ほどの平均値を相場として公開していますので、是非ご参考になさってください。
目次
そもそも、ピアノの調律は素人には出来ない分野です。ピアノに限らずですが、このような専門職の仕事は、素人目には料金感覚もわからないことが多いのです。実際に調律してもらってから高い金額を請求されたと言った声もあります。
適正な価格を理解した上で調律をお願いできるよう、以下の記事を是非参考にしてください。
早速、タイプ別に調律の料金相場を見て行きましょう。
調律の費用相場 | |
アップライト | 12,000円前後 |
グランドピアノ | 15,000円前後 |
ピアノの調律料金を公開している5社ほど比較してみましたが、調律一回の料金は大体このくらいで収まっています。
調律費用は、メーカー直営楽器店⇒一般楽器店⇒個人経営の調律店の順で、左から右に行くに連れて相場が安くなっていきます。
安い所では10,000円で調律を行ってくれるとこもあります。メーカー直営店は値段は高くなりますが、安心して依頼できると言ったメリットがあります。
上記の料金相場は基本料金となっており、そこから出張費が加算される場合もあります。
「お住まいのエリアで出張してもらえる調律師さんは変わりますので、まずは『ピアノ 調律 ○○市』などと検索してみましょう。」
また、調律を行っていない期間によって追加料金が必要となる場合もあります。
例えば、1年行っていなければ基本料金+1000円、3年行っていなければ基本料金+3000円と言った料金体系はよく見られます。この辺も頭に入れておくと良いでしょう。
数年ぶりの調律を行う場合は、追加で修理箇所が出てくることもあります。
基本的には、調律師さんがピアノの状態を確認し、修理・交換が必要な箇所をまず初めに教えてくれます。念のため、事前に他に修理箇所が出た場合に、直すかどうかは自己判断できるかどうか必ず確認しておきましょう。
故障ケース | 料金相場 |
鍵盤が戻らない、音が出ない | 1本700円~ |
張弦 | 1本7,000円 |
整調 | 10,000~20,000円 |
スプリング折れ | 1か所1,000円 |
ハンマーシャンク折れ | 1台30,000円 |
フレンジコード切れ交換 | 一つ1,000円、1台30,000円 |
パンチングクロス交換 | 1台4,500円 |
鍵盤交換 | 1本10,000円 |
各種スプリング交換 | 一つ1,000円、1台30,000円 |
オーバーホール | 400,000~800,000円 |
主な修理内容と費用をリストアップさせて頂きました。このように調律以外にも追加で修理が必要な場面が出てきます。その時にある程度、相場を頭に入れておくことにより、適正な判断が可能となります。
想像を上回る金額を提示された場合に、しっかりと疑いを持てるように相場を知っておくことが失敗しない秘訣です。
勿論、ほとんどの調律師さんは親身になって一生懸命ピアノをメンテナンスしてくれるはずです。
結論を先に述べると、自分で調律を行う事は可能ですが、そのハードルが高いのも事実です。
必要な工具として、チューナー、チューニングハンマー、ウェッジ、プラスチッククランプなどが必要となります。チューナーに関しては、スマホのアプリなどで代用することも可能ですが、これらの専門の調律キットを揃えて初めて調律が可能です。
この記事において、細かい調律方法の紹介は致しませんが、興味のある方はYoutube等で調律方法がアップされていますのでご覧になってみてください。
個人的には、調律に関してはその道のプロの調律師さんにお願いすることをおすすめします。
なぜなら、自分で調律を行い、万が一失敗した時に調律師さんを呼ばないといけなくなります。コスパの面では自分で行う方が優れていますが、トラブルが起きた際は倍の出費が予測されます。
恐らく、ピアノ購入者のほとんどの方が言われたことがあると思いますが、ピアノの定期調律をおすすめします。定期的なピアノの調律・メンテナンスが最も出費を抑え、また大切なピアノを長持ちされるコツとなっています。
ピアノの調律の頻度は最低で1年に1回と言われています。
また、ピアノを長持ちさせるために日頃からできる取り組みもあります。温度と湿度を一定に保つことです。特にピアノは湿度に弱く、多くの故障の原因は湿度が関係しています。
対策としては、ピアノがある部屋の温度を15~25℃、湿度を40~70%に保つことです。これが最もピアノにとって良い環境になっています。
「密閉された倉庫、納戸、押し入れでの保管は厳禁です。鼠や害虫の格好の的にされます!」
例えば、10年ぶりの調律となった場合、他にも修理箇所が出てきて、高額な修理費用となる場合もあります。そういった場合は、買い替えや買取も頭に入れておいても良いかもしれません。
こまめな手入れにより、寿命を延ばすことは可能ですが、ピアノは確実に経年劣化していきます。ピアノの買取市場においても、年式が古くなるにつれて買取価格は下がっていきます。
調律は車で言う車検のような感じで、この機会に、今あるピアノの今後を判断するタイミングでもあります。
一度、車検を通せばもう少しその車に乗ることになりますし、逆も然り車検前に新しい車に乗り換えることもあります。ピアノも同じことが言えるでしょう。
ピアノの調律をするうえで大切なことをおさらいします。
✔調律の料金相場を理解しておく
✔追加費用が出た際に修理するかどうかは自己判断できる業者に頼む
✔見積で高額だった場合は、買い替えや買取も頭に入れておく
ほとんどの調律師さんは良心的な方だと思います。ですが、一部の悪徳業者に備え、準備をしておくことが後で後悔しない秘訣です。
また、絶対にこのピアノを使い続けると言った考えは調律の際は一度そっと置いておいて、金額に応じて選択肢を準備しておくことも大切です。
一番の理想は、信頼できる調律師さんと出会い、定期的にメンテナンスを行う事です。
監修者:志塚 洋介
志塚行政書士FP事務所
■証券会社で個人の資産コンサルティング業務を経験。不動産会社へ転職し管理不動産の入出金管理を行う。その後独立し、行政書士として相続・遺言の手続き代行など民事を中心に、FPとしては証券会社での経験を活かし資産運用や不動産関連を中心にアドバイスやセミナー、執筆活動など幅広く業務を行っている。また、YouTubeでの投資情報動画も好評。
■専門・得意分野 資産運用・相続・遺言・許認可・各種文書作成
■所有資格 ・行政書士 ・CFP ・1級FP技能士 ・宅建士 ・マンション管理士
この記事を書いた人
東和樹
ピアノワン買取責任者
大切なピアノの最後を気持ちよく迎えられるよう、何よりも丁寧なサポートを心がけて業務を行っております。些細な事でもお気軽にご相談ください。