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本記事では、
「下見作業でどんな事をするの?」
「そもそも下見作業ってなに?」
など、下見作業に関する疑問や内容を分かりやすく解説しております。
ピアノの下見作業とは、ピアノの搬入時に特殊作業を行った上で搬入していた場合や、お住まいの環境・状況により、搬出ができるか判断ができない場合に下見作業を行います。
下見費用は約3,000円~5,000円程度が相場です。
下見作業となるケースや、実際の搬出事例なども掲載しておりますので、詳細は下記をぜひご参考までにご覧くださいませ。
目次
下見作業とは、ピアノの搬出経路の確認・作業内容(クレーン・手吊り・解体等)の確認のために行う作業の事をいいます。
一連の流れとしては、下見作業を行い、併せてピアノの状態(傷や汚れ)を確認した上で、後日査定額を提示するという形になります。
(場合によっては、先に査定金額を提示した上で下見作業を行う→再査定となるケースもあり、状況によって変動がある事もございます。)
通常の搬出の場合は、一戸建て1階・マンション1階の場合は、男性二人で持ち上げて搬出、一戸建て2階・3階の場合はクレーン車を使用して搬出、マンション2階以上はエレベーターを使用して搬出というのが一般的な搬出作業となります。
下見にかかる料金は、各業者によって様々ですが、3,000円~5,000円程度が相場と言えるでしょう。(あくまで相場となりますので、ご了承ください。
ただ、下見作業という名目で膨大な料金を請求する業者も稀にいますので、できる限り上記の相場を目安にした上で、お見積りや下見作業をお願いするのが良いでしょう。
よければ、下記記事も参考までにご覧くださいませ。
ピアノ搬入時はクレーン車を使用できたが、自宅の隣に建物が建った場合や、自宅前の道路が狭いなどの場合は下見を行うケースがあります。
その際は、ご自宅前の道路がどのような状況か、特殊クレーンを使用する又は特殊作業が必要になるか・人員の補填が必要かなど、細かく確認します。
通常、手吊り・解体などの特殊作業での搬入を行う事は稀ですが、この場合も上記と同様に作業内容の確認、搬出経路の確認等を行うため、下見作業となる場合があります。
搬入当初は手吊り・解体で搬入した場合も、下見作業によって作業内容が変わるケースもあります。こちらに関しては最終的には現場の判断となってくるでしょう。
ただし、手吊りでの搬出については、ピアノ需要の全盛期であった30年~40年前には頻繁に行っておりましたが、現在ではほとんどの業者が行っていない状況のため、手吊りでの搬出は難しいと考えた方がよいでしょう。
こちらは特殊な例とはなりますが、ピアノの中でも希少価値の高いブランドの場合は、「純正の部品を使った輸入ピアノであるか」「ピアノの状態に問題はないか」など、ピアノの状態を中心に確認した上で、搬出経路等も併せて確認する下見作業となります。
離島にお住いの場合は、搬入方法に関わらず、下見作業も難しい場合があるので、臨機応変に対応させていただく形になります。
実際に、フェリー等でクレーンを運ぶ・フェリーで伺う際の費用、運搬後の搬出経路等の確認などを行った上で、査定金額を出すケース事例もあります。
(ただし離島の場合は、引き取りに伺えない地域もございますので、上記はあくまで一例となります)
一戸建てでピアノの設置階が1階の場合は、玄関・吐き出し窓・お庭などから搬出をさせていただく事がほとんどですが、ご自宅の扉の間口が狭い、搬出経路までに急な曲がり角がある場合は、作業内容を変更し、ピアノを解体して搬出をしたというケースがあります。
解体費用については、約30,000円~となります。
通常、一戸建てでピアノの設置階が2階の場合は、2tクレーン車を使用して搬出をする事がほとんどですが、ご自宅までの道路が狭く2tクレーンが入らない、ご自宅前に2tクレーンを横付けできない、電線が邪魔をしている場合は、人員を増員し特殊・大型クレーンへ変更して搬出をしたというケースがあります。
更に特殊な事例としては、屋根を超えた後、ベランダからピアノを搬出したケースもあります。
上記の事例などで、特殊・大型クレーンを使用した場合の費用は、約50,000円~となります。(難作業で大型クレーンが必要となった場合は、約200,000円の費用がかかる場合があります)
マンションでお住まいの階が2階以上である場合は、エレベーターを使用する事がほとんどですが、エレベーターの人数や総重量によっては、エレベーターにピアノが乗らず、マンションの階段を使って搬出をしたというケースがあります。
ただし、マンションの階段が狭い場合には、更に作業内容が変わる場合もありますので、最終的には現場での判断となってしまう事が多いです。
階段作業となった場合の費用は、1階増につき約5,000円~となります。
実際の事例として、お客様のご自宅前が大きな道路等に面しており、搬出の際、警備員を配置の上、警察に道路の使用許可を取らないと搬出ができなかったというケースもあります。
この場合は、道路の使用許可が下りるまでの時間も発生し、更に交通整理の警備員を配置のための増員が必要となりますので、引き取り日の設定については通常よりも時間を要し、更に費用についてもケースバイケースとなります。
前述にも記載した通り、下見費用については3,000円~5,000円の費用が発生いたします。
下見後に、査定額を提示されたけど金額に納得がいかなかった場合には、当社では引き取りのキャンセルが可能です。(その際、下見料金の払い戻しはできませんのでご了承ください)
※但し、既に提示された査定額と同等の再査定額だった場合は、キャンセルができない事もございますので、ご了承くださいませ。
下見後、搬出ができないと判断された場合は搬出は非常に厳しくなり、場合によっては自宅を解体して搬出が必要となるケースがあります。
諸事情により自宅を解体できないという場合には、買取業者を新たに探して下見をしてもらうか、最終的には別の方法によってピアノを搬出する事となります。その場合は、買取業者に見積り依頼をする以外にも、ピアノの処分という方法も視野に入れると良いかもしれません。
ピアノの処分方法については、いくつかの方法があり、詳細は下記記事で解説をしておりますので、ぜひご参考までにご覧ください。
「搬出方法について分からない」というお問い合わせは当社でもかなり多くいただきます。
当然のことながら、素人では判断ができない事もたくさんあるかと思います。ですので、まずは買取業者に相談するというのが良いでしょう。
当社でも、搬出方法が分からない場合は、簡単に経路の確認などもさせていただいた上でお見積りをさせていただきますので、ご不安な点がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
・下見料金は3,000円~5,000円が相場
・解体費用は約30,000円~、特殊クレーン費用は約50,000円~(難作業の場合は約200,000円)、階段作業費用は1階増につき約5,000円~となる
・搬出について分からない場合は、まずは買取業者に相談をする
いかがでしたでしょうか。
ピアノの下見作業も多種多様で、費用もケースバイケースとなっております。最終的には現場での判断になってしまうので、あくまで事例も含めた内容とはなってしまいますが、本記事が参考になれば幸いでございます。
また当社でも、お見積りの際に搬出方法が分からないなどご不安がございましたら、お気軽にご相談いただければと思いますので、ぜひ一度お問い合わせくださいませ。
本記事もご覧くださり、誠にありがとうございました。
この記事を書いた人
東和樹
ピアノワン買取責任者
大切なピアノの最後を気持ちよく迎えられるよう、何よりも丁寧なサポートを心がけて業務を行っております。些細な事でもお気軽にご相談ください。