ピアノ引越しの運送費用相場と損をしないための注意点

時計アイコン 2024年10月13日(公開:2020年08月25日)
ピアノ引越しの運送費用相場と損をしないための注意点

以下のようなピアノ引越しに関してのお悩みを持った方向けになっています。

ピアノの引越し・運送ってどのくらい費用がかかるのか・・・

2階にピアノがあるけど搬出費はどのくらいだろう・・・

この機会に売ってしまった方が良いのか・・・

 

この記事では、ピアノ引越しにかかる料金相場損をしないための注意点をわかりやすく解説しています。また、引越しを機にピアノの売却を少し検討している方にも有効な手段をお伝えいたします。

 

 

※※記事をお読みになる前に※※

当社はピアノ買取の専門業者となります。ピアノの引っ越し・運送のご依頼は受けておりませんので、予めご了承ください。尚、本記事の内容は提携運送会社からの情報を利用しております。

 

 

ピアノは専門業者による運送が必要な品物

ピアノの運送は、郵便局、クロネコヤマト、佐川急便などの運送業者では基本的に取り扱いがなく、専門のピアノ運送業者に依頼するのが一般的です。

また家の引っ越しも伴う方は、引越し会社のトラックの荷台に他の荷物と一緒に運んでもらえるのではないかと思われている方もいるかもしれませんが、基本的に通常の引越し作業員はピアノを運ぶことが出来ない場合がほとんどです。ピアノは重量物である上、デリケートな品物で車の振動で音色が狂ってしまう事もある上、搬出の際は状況によってはクレーン車・解体が必要だったりします。

そういった事もあり、大手の引越し会社でもピアノの運送はオプションサービスとして提供している場合が多く、提携先のピアノ運送業者が運ぶのが一般的になっています。

つまり、ピアノに関してはその他の大型家電・家具とは違って、追加料金がかかることは避けられません。

 

ピアノ引越し・運送にかかる費用相場

ピアノ引越しにかかる費用

それでは、ピアノの引越しにかかる費用相場を確認していきましょう。

ピアノの引越し料金は以下の計算式が当てはまります。

距離+搬出・搬入費用=ピアノの引越し(運送)費用

この点を頭に置いて相場を参照していきましょう。

アップライトピアノの引っ越し・運送費用

アップライトピアノ基本運送料金の目安です。

運送距離料金相場目安
~10㎞15,000円
~30㎞20,000円
~50㎞20,000~30,000円
~100㎞25,000~40,000円
~200㎞35,000~60,000円
~300㎞40,000~85,000円
~500㎞50,000~100,000円
500㎞以上80,000円以上

※階段、クレーンなどの特殊搬出費用の無い、1階平坦地の搬入・搬出の場合の相場です。

グランドピアノの引っ越し・運送費用

グランドピアノ基本運送料金の目安です。

運送距離料金
~10㎞28,000円
~30㎞33,000円
~50㎞30,000~65,000円
~100㎞55,000~90,000円
~200㎞60,000~95,000円
~300㎞70,000~100,000円
~500㎞80,000~120,000円
500㎞以上100,000円以上

※階段、クレーンなどの特殊搬出費用の無い、1階平坦地の搬入・搬出の場合の相場です。

 

 

搬出・搬入方法により、追加費用がかかるケース

上記、費用相場はあくまで1階平坦地、またエレベーター搬出・搬入が出来る場合です。ここからは階段やクレーンが必要な場合の追加費用を紹介します。

階段やクレーンなど特殊作業を含む搬出費の相場

階段やクレーンでの搬出が必要な場合は、上記の料金にプラスして以下の追加料金が必要となってきます。

特殊作業料金相場
階段(一階ごと)5,000~10,000円
手吊り搬出30,000円~
クレーンでの搬出5,000~20,000円
大型クレーンでの搬出50,000円~
ピアノの解体・分解25,000円~

階段は10段ごとに5000円アップなど段数ごとに料金を設定しているところもあります。一戸建てであっても、玄関から外の道路にかけて10段以上の外階段がある場合は、追加費用が必要となる事が多いです。

「手吊り搬出」は2階以上の際、エレベーター、クレーンで運搬が出来ないときに、滑車や専用の突っ張り棒を使用して、人力でピアノを運ぶ方法を言います。特殊な搬出方法となっており、若干費用が高くなっています。

階段、エレベーター、クレーン、手吊りのいずれも不可能だった場合は、ピアノを解体してピアノを搬出します。

 

ピアノ引越し時の運送方法一覧

次にピアノの引越し時に依頼できる業者、方法を見て行きましょう。

①引越し屋さん

一般的な引越し業者に、ピアノ運送を依頼することが出来ます。先述しましたが、引越し業者はピアノ運送業者と提携し、オプションプランとしてサービスを提供していることが多いです

【関東エリアの引越し業者】

引越バービィー

②ピアノ運送専門業者

全国にピアノを専門とする運送業者があります。ピアノ運送のプロであるため、安心してピアノの運送を任せることが出来ます。また、ほとんどのピアノ運送業者で引越しと同時に調律等のメンテナンスをセットで行ってくれるサービスを提供しています。

③自分でピアノを運ぶ

ピアノを自分で運ぶ方法があります。トラックなどを自分で用意できれば、運ぶことが出来ないこともありません。

ただ、ピアノの総重量は200~400㎏もあります。そして何より、ピアノは大変デリケートな品物ですので、ちょっとした衝撃などで音が狂ってしまいます。通常の引越し作業員でもピアノの運搬はしておらず、多くの引越し会社で専門のピアノ運送業者と提携しているくらいです。いかに難しい作業かがおわかりになるのではないでしょうか。

自分でピアノの運送をする際は、ある程度のリスクを承知しておく必要があります。

④ピアノを処分する

引越を機にピアノを処分するのも一つの選択肢となっています。もう使う予定が無い場合は、一番賢明な選択肢とも言えます。処分方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

ピアノの全5パターン処分ガイド!無料且つ最適な方法を徹底解説

 

ピアノ引越し・運送の際の注意点

ピアノ引越しの見積もりは、基本的に電話やネットで可能です。その際に、引越し当日にトラブルが起きないように正確に情報を伝えることが大切です。

仮に引越し当日にピアノが搬出できないなどのトラブルが起きると費用面、スケジュール面に影響してしまうので、良いことはありません。

ピアノを搬入したときの方法

エレベーターに載せれるか、階段を通れるか等の確認

引越し先の新たに置こうとしてる部屋のドアの大きさ

周辺環境(自宅前の道路の幅や敷地の広さなど)

床の強度(木造住宅は特に)

トラックを駐車できるスペースはあるか

外階段は何段あるか

 

上記の内容は必ずご自身でも確認を行い、ピアノ引越業者に伝えておきましょう。

 

 

使う回数が減っているなら買取もおすすめ

ピアノの使用回数が減っているなら買取がおすすめ

ピアノを使う回数が減っていたり、調律が必要な場合もあるでしょう。

ピアノの調律料金の相場完全ガイド!シーン別の費用も

引越しのタイミングは、ピアノを売却できる唯一のチャンスでもあります。なぜなら、一度引越し先の部屋にピアノを入れたら再び出すことは容易な事ではないからです。

基本的にピアノは時間の経過と共に劣化し、その価値も下がっていきます。大変高価な品物ですが、使わないのであればスペースを多く取ってしまうただの置物になってしまいます。

勿論、多くのご家庭でピアノは思い出の詰まったものだと思いますし、今後も使う予定があれば売却を考える必要はないと思います。

ただ頻度が減っているのであれば、一度ネット査定を行ってみても良いでしょう。

買い取ってもらったお金で新しいピアノ、家具、電化製品の買い替え費用に充てることも一つの選択肢と言えます。

以下の記事でヤマハ、カワイの買取価格を詳しく掲載していますので、是非ご参考にしてください。

ヤマハの買取価格詳細

カワイの買取価格詳細

 

 

まとめ

ピアノの引越し・運送相場についておさらいしていきます。

近距離のアップライトピアノ引越しなら15,000~25,000円

東京ー大阪でアップライトピアノ運送は約50,000~85,000円

使う頻度が減っているなら、唯一ピアノを売却できるチャンスである

 

引越し業者は多くありますので、どの業者を選ぶか悩むかと思います。ネットで見積もりを出してもらい、ベストな引越し業者を見つけましょう。

 

※当社ではピアノ運送・引っ越しのご依頼は受けておりませんのでご了承ください。ピアノ買取のご依頼でしたらお気軽にご相談ください!

ピアノワン無料査定フォーム

 

 

阿久津 和宏(監修者)

監修者:阿久津 和宏

職業:行政書士・社長のファイナンシャル・アドバイザー
手元にお金を残すお手伝いをしています、阿久津和宏と申します。

栃木県生まれ、埼玉県在住、妻、子供2人の4人家族。
群馬県の高崎経済大学を卒業後、大手コンビニエンスストア企業に入社。

入社1年目よりスタッフの育成・管理業務を任され、2年目、直営店店長を経て、9店舗を担当する店舗経営指導員という立場で、お店の売上・利益の向上を目的とした、カウンセリング業務を担当。「売上」と「利益」、「収入」と「資産(貯蓄等)」は比例しないことを学び、「お金を手元に残すこと」の大切さを知り、FP資格を取得。その後、保険会社勤務を経て独立「必要なお金を」「必要なだけ残す」をテーマに、相談業務、記事の執筆監修、セミナー、講演の活動を継続中。

この記事を書いた人

東和樹

東和樹

ピアノワン買取責任者
大切なピアノの最後を気持ちよく迎えられるよう、何よりも丁寧なサポートを心がけて業務を行っております。些細な事でもお気軽にご相談ください。

メールアイコン ラインアイコン 電話アイコン