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「新品のピアノを買いたいけど、どんなメリットがある?」
「中古のピアノを購入しても大丈夫なのか?」などなど…そんなお悩みはありませんか?
これからピアノを購入される方のお悩みとして、新品がいいのか、中古がいいのか迷われている方が多いと思います。
本記事では、ピアノの新品・中古のメリット・デメリットについて、解説をしていきます。ぜひご参考にしてくださいね!
目次
早速ですが、新品ピアノのメリットからお話していきましょう。
新品なので、当たり前のことにはなるのですが、やはり誰にも使われていない状態と言った点です。これから自分なりの音を作っていけることや、メンテナンス等も不要ですぐに弾ける点が魅力です。
楽器店で購入すれば、必ずメーカー保証が付きます。1年~5年程度の保証が付くので、何か不具合があった場合も、すぐに楽器屋に相談すれば、調律・メンテナンスなどを行ってくれますので、初めてピアノをご購入される方も安心でしょう。
新品なので、売却時の価値が高くなり、買取価格も高くなる可能性があります。(機種や年式による)そして、寿命も長いため、維持費がかかりにくいのもとても魅力な点でしょう。
また、中古ピアノのメリットについて紹介していきます。
年式は少し古いピアノになる可能性がありますが、低コストでピアノが手に入る点です。新品のピアノより1~2割程度安く購入できるのが魅力でしょう。そして運が良ければ、新品同様の中古ピアノに出会えるかもしれないというのもポイントです。
以下、中古ピアノの参考販売価格となります。
モデル | 中古販売価格 | 製造年 |
ヤマハU3H | 約35万円~40万円 | 1980年代製 |
ヤマハU10A | 約50万円~55万円 | 1990年代製 |
ヤマハYUS3 | 約90万円~100万円 | 2000年代製 |
カワイU10BL | 約40万円~45万円 | 1980年代製 |
カワイK70 | 約50万円~55万円 | 1990年代製 |
カワイK7 | 約70万円~75万円 | 2000年代製 |
前オーナーの使用環境によっては、ピアノを弾きこまれているものがあるので、ピアノの鍵盤の感覚が柔らかく弾きやすくなっています。そのため、音が響きやすいので、すぐにピアノに馴染めるのが特徴です。新品の場合、最初は音になじむのに時間がかかるので、ピアノの鍵盤の感覚が固く、初心者の方には少し難点になる可能性もあります。そのため、弾きこまれている中古ピアノであれば、柔らかいタッチでピアノを弾けるので違和感なく弾けるのではないかと思います。
響板割れなど、余程の事がない限り、メンテナンスをしていれば長く使用できるという点です。また、現在売却を考えておらず、自分でピアノを使いこなしていきたいという方であれば、中古のピアノでも充分に使用できるのではないかと思います。
次は、新品ピアノのデメリットについて紹介していきます。
新品ピアノの一番のデメリットと言っていい、やはり価格が高い点です。「新品ピアノを買ったのに、中古で同じ機種のピアノを見つけてしまった」など、損をしてしまう可能性が高いというのもデメリットの一つになります。なので、購入時期なども視野に入れてピアノを購入するというのも一つでしょう。
ピアノも物価高の影響を受け、年々販売価格が上がっていってるのもネックです。
現行販売モデル | 新品販売価格 |
ヤマハb113 | 約50~55万円 |
ヤマハYU33 | 約110万円~120万円 |
ヤマハYUS3 | 約130万円~140万円 |
カワイC380 | 約88万円~92万円 |
カワイK300 | 約90万円~95万円 |
カワイK700 | 約130万円~140万円 |
楽器店に在庫がなかった場合、納期がかかるケースもあります。その場合、ピアノをすぐに始めたいという方には、不向きかもしれません。納期によっては、1か月ほどかかってしまう可能性があるので、注意が必要です。グランドピアノとなると3~6か月待ちとなる場合もあります。
最初は、音色がおとなしい場合があり、弾きこんでいくことで、ピアノ本来の豊かな音に変化していきます。
はじめのうちは、タッチも固く、弾きづらさを感じることもあります。約1~3年ほどかけてじっくり弾きこむことで、自分の音に完成することができるので、辛抱は必要になりますが、自分らしいピアノを作り上げていくことができるでしょう。ただし、音がなじむまでは、調律も頻繁に必要になってくると言われていますので注意が必要です。
そして、中古ピアノのデメリットもご紹介していきます。
メリットと紙一重となりますが、やはり中古ということもあり、外装の塗装剥がれ、小傷などがついている場合があります。中古品として売る際には、必ず修理をして店頭に売り出していることが多いですが、最悪の場合、オーバーホール(全修理)が必要なケースもあるので、中古ピアノを買う際は気を付けた方が良いでしょう。
前オーナーの使用方法や、自宅に置いていた環境によっては、これもまた修繕が必要な場合があります。購入する際は、前オーナーがどのように使用していたかも確認して購入を検討するのがよいのではないかと思います。
ピアノは弾き手によって癖がつく楽器です。そのため、前オーナーがピアノをかなりピアノを使用していた場合、重厚感のない音色に変化している場合もあります。ある程度調律やメンテナンスで直せる点もありますが、もしピアノのタッチや音色にこだわりがあるというのであれば、新品ピアノを購入する方が一番早い方法かもしれません。逆に言えば、初心者の方であればピアノに慣れるためにまずは中古のピアノから挑戦してみてもいいのかもしれません。
寿命・維持費・音色・売却時の価値を総合的に判断すると、やはり新品のピアノの方がおすすめではないかと思います。筆者個人の意見としては、最初は慣れなくとも自分なりを音を1から作っていけるというのは、やはりとてもメリットだと考えます。また、総合的に判断したときに、中古のピアノの方が修繕費などで値段が新品ピアノよりも上回ってしまう可能性もあるので、その点でいっても新品ピアノの方がおすすめかと感じます。
しかし、予算が決まっている方、これからピアノを習い始める方、ピアノをこれから毎日弾き続けるかまだわからない方、とにかく納期優先の方に関しては、中古ピアノを購入するのがよいでしょう。
本記事はいかがでしたでしょうか。筆者も中古ピアノ・新品ピアノどちらも購入し、弾いた経験があるので、どちらともに良し悪しあると思っております。ですが、どちらにせよやはり自分の気に入ったピアノを買いたいという思いがあれば、その思いを大切にされる方がいいと感じています。ぜひ、皆様のピアノ購入の際にお役立てになれば幸いです。本記事もご覧いただきありがとうございました!
この記事を書いた人
東和樹
ピアノワン買取責任者
大切なピアノの最後を気持ちよく迎えられるよう、何よりも丁寧なサポートを心がけて業務を行っております。些細な事でもお気軽にご相談ください。