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アップライトピアノとグランドピアノの各パーツの名称と解説をご紹介します。ピアノは様々な部品が一つとなって構成されており、それぞれに名前が付けれています。是非、ご参考にしてくださいね!
音を反響させる役割を担っています。屋根の角度は3段階ほど調整できる仕組みとなっており、音量の調節が可能です。ソロやオーケストラの中で弾くときは屋根を最大まで開き、伴奏の時は屋根をすべて閉めて小さな音に調整することもあります。屋根は右開きとなっており、コンサートなどでは観客がいる方向に屋根を開きます。
屋根の開きを調整する為の、屋根を支える棒です。
楽譜を置くための台です。必要が無いときは取り外しが可能となっているものが多いです。
グランドピアノの側面の部分です。側板と支柱、フレームが一体となりピアノ線を支えています。
鍵盤部分を保護する役目を担うのが鍵盤蓋です。演奏しないときは閉めておきましょう。
鍵盤を叩くことでピアノ内部にあるハンマーが動き、ピアノ線が叩かれることにより音が鳴ります。
鍵盤を乗せている部分を棚板と呼びます。
グランドピアノを支える脚の部分です。
音の響きを弱める機能です。踏むことでハンマー等の装置が横に移動し、ハンマーが弦を打つ位置がずれます。これにより音が弱くなります。シフトペダル、弱音ペダルとも呼びます。
一部の音、和音を出し続ける状態にする役割を担っています。鍵のダンパーだけが弦に降りなくなり、ペダルを踏み続けている間は音が伸び続けます。
グランドピアノで最もよく使われるペダルで、音を伸ばす役割を担っています。ダンパーがいっせいに弦から離れることで、長く音を振動させることが可能です。ラウドペダル、フォルテペダル、サスティニングペダルとも呼ばれています。
グランドピアノに比べ、開閉域は狭いですが、屋根を開くことで音量の調節などが可能です。
ヤマハの上位クラスYUSなどに取り付けられている、前屋根を少し開けた状態を保持する仕組みです。前屋根を全部開けることはどのピアノでも可能ですが、トップサポート機能により僅かに屋根を開くことで、響板から発する音が前屋根に当たり、演奏者の耳に届きやすくなっています。
上前板とは普段弾いている目線の目の前にある板のことです。取り外しが可能です。
鍵盤部分を保護する役目を担うのが鍵盤蓋です。演奏しないときは閉めておきましょう。昔のアップライトピアノには鍵盤蓋に鍵が付いていました。ピアノは高級品の為、盗難防止の観点からこのような対策がされていました。近年のモデルでは鍵は無くなっています。
譜面台とは楽譜を置くための台です。
鍵盤を叩くことでピアノ内部にあるハンマーが動き、ピアノ線が叩かれることにより音が鳴ります。
拍子木とは鍵盤の両サイドにある木製のパーツです。職人からは見た目が似ていることから下駄(ゲタ)とも呼ばれています。
下前板とは足元の前にある板を指します。取り外しが可能です。
ソフトペダルとは音の響きを弱める機能です。ハンマーの位置を弦に近付ける事によって、ハンマーの弦への当たりを弱めています。
マフラーペダルとは音量を小さくする機能です。ハンマーと弦の間にフェルトが入ることにより音量が弱まります。踏みっぱなしで演奏することも可能です。
ダンパーペダルとは最もよく使うペダルで、踏むことで音が伸びるようになっています。ピアノ弦の響きを止めている部品が弦から離れることにより、音が広がります。
この記事を書いた人
東和樹
ピアノワン買取責任者
大切なピアノの最後を気持ちよく迎えられるよう、何よりも丁寧なサポートを心がけて業務を行っております。些細な事でもお気軽にご相談ください。